第3回 近隣・周辺住民説明会 (2007年5月25日)

   事業者側出席:イデア株式会社 3名。不二建設株式会社 5名。
          株式会社IAO竹田設計 1名。


 前回の第2回説明会の席で、 不二建設が、「次回からの説明会には、東武不動産は出席
 なれない」ということを
撤回したにもかかわらず、今回も事業主の東武不動産の出席は
 なかった。

 はじめに、不二建設から住民からの要望を受けて、次の5件について変更を行った事が、
 報告され、その後、質疑応答に入った。

  1.マンションの高さを 46.15mから 65cm低くして、45.5mとする。
  2.マンション東側の敷地1mを歩道にすることで、県と協議中。
  3.南側の手すりを透けないようなガラスの手すりに変更する。
  4.駐車場の収容台数を140台から130台に減らす。
  5.南側のフェンスを目隠しフェンスに変更する。

  しかし、住民の最大の要望は、近隣住民に甚大な被害(日照、風害、眺望など)を
 与えない程度まで、マンションの高さを低くしてほしいということであり、住民側
 から、65cm低くするというのでは、全く意味がないと指摘された。


質疑応答の中で、分かったこと。

1.住民から、15階 ではなく、階数を下げてほしいという要望が多数出されていることを、
 不二建設のI氏が、
東武不動産株式会社の小俣昌弘社長に、直接、伝えた。

  東武不動産株式会社の小俣昌弘社長は、その住民の要望を拒否した。

姉歯事件などで問題になった高層建築物の耐震偽装の再発防止のために、建築基準
 法が改正され、6月20日以降に着工する建築物から適応される。
 (仮称)川越市田町マンションの着工を急ぐのは、新しい建築基準法の適応を受け
 なくてすむように、6月19日までに着工したいというのが理由の1つである。

3.(仮称)川越市田町マンションの建築確認は、5月18日に下りたが、建築基準法改正後
 であれば、今の設計ではだめで、補強が必要になる。

. 事業主代理の不二建設は、「事業主の東武不動産は親会社の東武鉄道から土地を譲り
 受け、あとは丸投げして、(住民への説明などすべてを不二建設に丸投げして)、出来
 上がったものを売って金だけ儲ける会社
」と理解している。ただし、最近は、他のデベ
 ロッパーもそういう形でやっていることが多いので、東武不動産だけというわけではないと
 考えている。

5.事業主の東武不動産としては、住民への説明もすべて不二建設に任せているので、
 東武不動産としての説明責任はないと考えている。

6.イデア株式会社の社員2名が、2月に、 日照(日陰)が問題になる住民のところに、「建築
 計画のお知らせ」のプリントを持参したとき、そのうちの1人が、日照の件について語ろう
 としたが、もう1人の社員が、その件は、今は言わなくてもよいと、言葉をさえぎり、結局、
 日照の問題についての説明をせずに帰ったという事実があった。

7.住民と東武不動産とは険悪な状況であるが、スケジュールどおり工事を強行するつもり
 である。
 スケジュールでは、5月28日から数人が現地に入って準備工事を始める。6月10日前後
 に重機が入る。
 

 

東武不動産のヴィスタガーデン川越
川越市田町マンション(仮称) ホームへ戻る