質疑応答の中で、分かったこと。
1.住民から、15階
ではなく、階数を下げてほしいという要望が多数出されていることを、
不二建設のI氏が、東武不動産株式会社の小俣昌弘社長に、直接、伝えた。
東武不動産株式会社の小俣昌弘社長は、その住民の要望を拒否した。
2.姉歯事件などで問題になった高層建築物の耐震偽装の再発防止のために、建築基準
法が改正され、6月20日以降に着工する建築物から適応される。
(仮称)川越市田町マンションの着工を急ぐのは、新しい建築基準法の適応を受け
なくてすむように、6月19日までに着工したいというのが理由の1つである。
3.(仮称)川越市田町マンションの建築確認は、5月18日に下りたが、建築基準法改正後
であれば、今の設計ではだめで、補強が必要になる。
4.
事業主代理の不二建設は、「事業主の東武不動産は親会社の東武鉄道から土地を譲り
受け、あとは丸投げして、(住民への説明などすべてを不二建設に丸投げして)、出来
上がったものを売って金だけ儲ける会社」と理解している。ただし、最近は、他のデベ
ロッパーもそういう形でやっていることが多いので、東武不動産だけというわけではないと
考えている。
5.事業主の東武不動産としては、住民への説明もすべて不二建設に任せているので、
東武不動産としての説明責任はないと考えている。
6.イデア株式会社の社員2名が、2月に、
日照(日陰)が問題になる住民のところに、「建築
計画のお知らせ」のプリントを持参したとき、そのうちの1人が、日照の件について語ろう
としたが、もう1人の社員が、その件は、今は言わなくてもよいと、言葉をさえぎり、結局、
日照の問題についての説明をせずに帰ったという事実があった。
7.住民と東武不動産とは険悪な状況であるが、スケジュールどおり工事を強行するつもり
である。
スケジュールでは、5月28日から数人が現地に入って準備工事を始める。6月10日前後
に重機が入る。
|